ニラベルトの生活史

生活のアーカイブ

「星の子」を読んだ

「星の子」今村夏子

主人公ちひろは出生児から病弱であり、救いたさに両親はある宗教にのめり込んで行く。中学生ちひろも宗教に対し肯定派であったが、徐々に気持ちは変化していく。

 

ちひろ目線で描かれた小説。そこから見える物事に他者の意思はないため、純粋な主人公の気持ちが見える。難しい言葉はなくてさらっと読める。その分、文章で説明されない「不穏さ」がより心に引っかかってくる。小説は書くの難しい…。

 

最後は幸せだったのか。夜空を見る両親とちひろ。みんなで流れ星が見えたら帰ろうと両親が言うも、同じタイミングで見ることができず、なかなか帰ることができない。このシーンが意外と長い。お互いに本当に見えているのか、どちらかが嘘をついているのか。たまたまなのか。家族としての絆、お互いは崩れてないと思っているけど、ズレ始めているような。全然帰してくれない両親がちょっと怖かった。娘のことを思っているけど至っていない。

 

上下ジャージで、頭に濡れタオル。かっぱのよう。こんな人たちがいたら本当に怖い。この両親、最後お金があまりなかったよね。修学旅行費も払えず、玄関は狭くなって、公園で人を勧誘している。

 

先生が怖い。自意識過剰だし否定されるとキレる。

 

友達がいいやつ。

 

なんか思い出せないな。ムズイな…。