ニラベルトの生活史

生活のアーカイブ

「スマホを落としただけなのに」を観た

会社勤めの30歳前後の男がタクシーにスマホを落とし、それを拾ったのが運悪く黒髪ロング美人を狙うサイコパス殺人鬼だった話。そのスマホは本人の元に返ってくるも、殺人鬼に乗っ取られてしまい、SNSなどを通じ黒髪ロングのヒロインをはじめ、周りの人間関係を壊していく。

 

成田凌のサイコっぷりが良かった。設定的にはシンプルサイコだけど、主人公カップルが逃げた先の潰れた遊園地のメリーゴーランドが突然ライトアップ、さらに回り出しヒャッハーーーー!!と鉄パイプ持って走ってくる成田凌。ずっとメリーゴーランドのスイッチの前で夜な夜な待っていたの想像すると可愛い。

 

全体的にテンポ悪く感じた。なかなか動き出さないストーリー。最初は登場人物がみんな怪しくてなんか不安。

 

警察の牛島(原田泰造)が名前呼ばれるたび「ブス島」に聞こえて気になる。

 

田中圭田中圭。いつもキョドっている。

北川景子北川景子。演技、恐怖する演技、悲しむ演技が下手で気になる。

 

最後、プラネタリウム中にプロポーズをしてパッとプラネタリウムの画面に切り替わって流れ星が映る演出、なかなかに臭う。

 

最後に全然関係ない?高校生カップルがそのプラネタリウムの席に携帯落として、携帯にカメラが寄るラストカット、スマホ落とした系映画あるある。

 

バカリズムのストーカーミスリード。メッセージがくるたびに画面上に本人が喋る映像のアイコンと吹き出しがでて読み上げるみたいな演出が出るんだけど、ストーカーに思わせようとするんだったらそのアイコンを動かさない方がいい気がする。

 

要潤が1番怖かった。カタール潤。

 

田中圭が追跡アプリを彼女のにインストールするわ、彼女のスマホのロック解除パスをさり気なく憶えているわで怖かった(おかげで北川景子の命が助かったんだけど)。あと最後、田中圭と疎遠になったあとプラネタリウムの席で悲しむ北川景子の画からズームアウトしたら目の前に田中圭がやっぱりいた。気質あり。

 

こんな簡単にスマホハッキングできる?簡単に発信元を追跡できる?わからんけど。

 

サイコの部屋がサイコ。

 

整形技術すごすぎ…別人…。自殺した女友人の人生をいま北川景子が生きているわけだけど、血液検査とかで本人とわからないものなのかね。

 

あんな公の場(バー?)で北川景子眠剤のますサイコ、まじでサイコ。防犯カメラ映りまくり。

 

原田泰造が「ちくしょぉぉぉーーーー!」とか叫ぶとしゃべくりを思い出す。

 

千葉雄大、まさに成田凌の対抗馬として登場。

 

ストーリーと人物設定、関係性に無理がある感じ。感情移入出来る人は一人もいない。続編やるんだ、少し気になる。成田凌千葉雄大の過去の伏線が回収されるのか。

 

モヤモヤして終わった。

最後も無理やり感動に持っていった感じ。

深爪「立て板に泥水」を読んだ

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深爪「立て板に泥水」

面白かった。なんともない日常を、俯瞰するように面白い視点で切り出して、心地いい痛快な言葉で調理していく。めちゃくちゃ読みやすいコラム。

その中から印象に残った文を一部抜粋。原文のままではない箇所も多々ありますがあしからず。

 

 

「だんなデスノート」 に込められた真なるメッセージ

だんなデスノートよりも闇が深いのはSNSでの過剰なのろけ。家でやれ。本人に直接言えばいいだけなのに、世界に向けて過剰に発信してしまう心理状態に闇を感じる。

周囲への牽制、他人から幸せと思われたい、不安感から来る自己暗示…。本当に幸せならいちいち他人に言いふらす必要はないのだ。

 

炎上する人、しない人

好感度が高い人は、少しでもイメージから離れた行動をすれば猛烈に批判される。みな無意識に「騙された」と思ってしまうからだ。

Twitterで流れてきた「コミュ障は距離が近づくたびになに話していいかわからなくなる。最初がだれにでも好かれる態度で人当たりがいいからだ。」 

 

「楽」は「悪」なのか

世の中の揉め事の大半は「自分は損したくない」が原因。「嫉妬心」を認めずあたかも、正当な理屈であるかのように批判するから争いになる。

 

子どもたちを脅さないで

「勉強しないとロクな大人になれない」と繰り返すよりも「勉強すればこんなに世界が広がる」と教えた方がはるかに有効ではないか。楽しいは続くから。

 

「察してくれない夫」に悩むすべての妻に捧ぐ夫婦円満の裏技

他人に「察しろ」と期待するのは傲慢極まりない所業。言葉で伝える努力を怠ったあげく、自分の思いどおりにならなければ、その全責任を相手になすりつける卑劣な行為だから。ダイレクトに伝えた方が精神衛生的にもいいし、こじらずにも済む。

なんでこんなことが起きるか、それは身内とみなす上の甘えがあるから。相手を取引先だと思う。

 

「ダメなものはダメ」を考える

いちいち子供にダメな理由を説いたうえで行動を徹底すると「納得できないからやらない(やる)」と判断する人間に成長してしまい社会で不適応を起こす。

 

執筆活動が「ただの主婦」に与えたモノ

執筆活動にあたって毎日おもしろいことは起こらない。当たり前のことを本当に当たり前のことなのかと疑い、なんとか面白部分を見つけようとする。